先に結論からお伝えします。介護職の年収を上げる方法は、大きく次の5つに整理できます。いずれも厚生労働省の調査で、平均給与額に差が出やすい要素として確認できるものです。
- 資格を取る(介護福祉士など)― 介護福祉士の平均給与額350,050円 vs 保有資格なし290,620円=差約5.9万円/月
- 役職・職種を上げる(相談員・ケアマネへ)― ケアマネ375,410円・生活相談員353,950円 vs 介護職員338,200円
- 経験を積んで長く続ける(勤続)― 勤続10年以上359,040円 vs 勤続1年(1年〜1年11か月)298,760円=差約6万円/月
- 処遇改善加算が手厚い職場を選ぶ― 給与の約3割が手当(手当97,980円/338,200円)。加算は令和6年6月に一本化
- 施設形態・働き方を選ぶ― 特養361,860円 vs デイ294,440円=差約6.7万円/月
(金額はいずれも厚生労働省『令和6年度 介護従事者処遇状況等調査結果の概要』による令和6年9月の給与額です。調査時期は令和6年10月。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/24/dl/r06gaiyou.pdf )
大切な前提を最初にお伝えします。これらの金額差は、「資格を持つ人/勤続が長い人」の平均給与額の差であって、あなたが資格を取ったり長く勤めたりすれば、必ずその分だけ給料が上がることを保証するものではありません。実際の給与は事業所・地域・経験で変わります。それでも「何をすると、平均でどちらの方向に動きやすいか」を一次データで知っておくと、自分の打ち手を選びやすくなります。
この記事は給料カテゴリの子記事で、「年収を上げる=手段といくら変わるか、そしてどの順番で組み合わせるか」に絞って解説します。手取り・全産業比較・地域差・雇用形態別といった相場そのものの全体像(職種別・施設別の一覧)は親記事介護職の給料を職種・施設で比較一覧にまとめているので、相場をまず俯瞰したい方はそちらをご覧ください。
