「介護を辞めたい」と感じたとき、まず知っておきたいのは、それは決して甘えでも特別なことでもないという点です。 辞めたい気持ちが浮かんだら、いきなり結論を出す前に、その理由を大きく3つ――(1)職場の人間関係、(2)処遇・給料、(3)心身の負担――に分けて言葉にしてみることをおすすめします。原因が見えると、辞める以外にも選べる道が見つかりやすくなります。
この「原因の3分類」は、一次データの裏づけがあります。介護労働者が「直前の介護関係の仕事を辞めた理由」(複数回答)の上位は、「職場の人間関係に問題があったため」24.7%が最多で、次いで「他に良い仕事・職場があったため」18.5%、「勤務先の事業理念や運営のあり方に不満があったため」17.6%、「収入が少なかったため」16.3%、「自分の将来の見込みが立たなかったため」14.4%でした(出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査結果の概要」図表3-2-1、2025年7月28日公表)。
ここで先にお伝えしたい結論は、「辞めたい理由の多くは、あなた個人の弱さではなく、職場側の構造(人間関係・運営方針・処遇)に起因している」ということです。 最多の理由が人間関係や運営方針である以上、まずは自分を責める必要はありません。この記事では、結論→一次データの根拠→原因ごとの対処→FAQの順で、落ち着いて考えるための材料を並べていきます。
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