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介護おしごとさーち
施設形態を知る

デイサービスの仕事内容と日勤の働き方

作成日
2026年6月26日
最終更新日
2026年6月26日

デイサービス(通所介護)の仕事内容と日勤中心の働き方を、一次情報の出典付きでやさしく解説。送迎・入浴・食事・レク・機能訓練など1日の流れ、向いている人、夜勤なし日勤の働き方までを整理。施設形態の一覧や夜勤なし求人の記事へも案内します。

1結論:デイサービスの仕事内容は「日帰りの生活支援」、働き方は日勤中心で基本は夜勤なし

デイサービス(通所介護)の仕事内容を一言でいうと、自宅で暮らす高齢者が日帰りで通ってくる施設で、送迎・入浴・食事・レクリエーション・機能訓練などの生活支援を行う仕事です。 利用者は朝に通ってきて夕方に自宅へ帰るため、職員の働き方は日勤中心で、基本的に夜勤はありません。 「夜勤を避けたい」「日中だけ働きたい」という方が、施設形態から働き方を選びやすい職場です。

デイサービスとは何かを公的な定義で確認すると、通所介護は「老人デイサービスセンター等の施設に通って受ける入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練」と説明されています(出典:厚生労働省「令和6(2024)年 介護サービス施設・事業所調査の概況」用語の定義(4)通所介護/令和7(2025)年12月19日公表)。つまり、入浴・排せつ・食事といった日常生活の介助と、機能訓練がデイサービスの柱です。

デイサービスは全国に数多くあります。通所介護の事業所数は令和6(2024)年10月1日現在で24,585事業所、これに加えて小規模な地域密着型通所介護が18,921事業所、認知症対応型通所介護が3,370事業所あります(出典:同調査・表1/令和7(2025)年12月19日公表)。身近な地域で求人を探しやすい施設形態といえます。

この記事は「施設形態を知る」カテゴリの子記事で、軸は「仕事内容(1日の流れ)」と「日勤中心の働き方」に置いています。給料・夜勤手当などお金の金額の話や、資格の取り方には立ち入りません。施設形態どうしの比較は親記事の介護施設の種類と働き方の違い一覧、夜勤がない働き方そのものは夜勤なしで働ける介護の職場と求人日勤のみの介護求人と向いている人で扱います。

なお、介護おしごとさーちは求人情報の「掲載」と「検索」だけを提供するサービスです。特定の方へ特定の求人をご紹介・あっせんすることはしません。デイサービスの求人を選ぶ主役はいつもあなたご自身で、本記事はその判断材料として仕事内容と働き方を並べてお見せする役割に徹します(求人データは現在準備中です)。

2デイサービスの仕事内容:送迎・入浴・食事・レク・機能訓練の5本柱

デイサービスの仕事内容は、大きく「送迎」「入浴介助」「食事介助」「レクリエーション・機能訓練」「記録・連絡」の5つに整理できます。 通所介護は法令上、入浴・排せつ・食事等の介護や機能訓練を提供する日帰りサービスと位置づけられており(出典:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準=平成11年厚生省令第37号 第七節 通所介護/e-Gov法令検索)、この内容が日々の業務に落とし込まれています。

5本柱を具体的に見ていきます。

  • 送迎:朝、利用者の自宅へ車で迎えに行き、夕方に送り届けます。乗り降りの介助や安全確認も仕事のうちです。運転は専任ドライバーが担う事業所もあれば、介護職員が兼ねる事業所もあります。
  • 入浴介助:デイサービスの大きな目的のひとつが入浴です。自宅では一人で入浴が難しい方に、安全に入っていただくための介助を行います。
  • 食事介助:昼食の準備・配膳、食べることのサポート、口腔ケアまでを支えます。
  • レクリエーション・機能訓練:体操・脳トレ・季節の行事などのレクや、心身機能の維持・回復のための機能訓練を行います。機能訓練指導員(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師など)と連携します。
  • 記録・家族連絡:その日の様子・体調を記録し、連絡帳などで家族やケアマネジャーに共有します。

ポイントは、デイサービスが「住まいの場」ではなく「日中に通う場」だということです。 そのため夜間の見守りや就寝介助はなく、業務は日中に完結します。一方で、決まった時間に送迎・入浴・食事・レクを段取りよく回す必要があり、メリハリのあるテンポで動く職場です。

入浴介助の有無や1日の受け入れ人数は事業所ごとに異なります。具体的な業務範囲は、各求人の掲載情報をご自身で見比べて確認してください。掲載内容やサービスの使い方についての一般的なご質問は、問い合わせフォームから運営にお寄せいただけます(お答えできるのはサービスの使い方や掲載に関する一般的な内容で、特定の方に特定の求人をお勧めするものではありません)。

3デイサービスの1日の流れ(日勤のタイムスケジュール例)

デイサービスの1日は、朝の送迎で始まり、夕方の送迎で終わる日勤のリズムです。 あくまで一般的な流れの一例(目安)で、勤務時間や順番は事業所によって異なります。

  • 8:30〜9:30|出勤・送迎・受け入れ:朝礼で利用者の体調や注意点を共有し、車で迎えに行きます。到着後はバイタル(体温・血圧など)測定で健康チェック。
  • 10:00〜12:00|入浴介助・活動:順番に入浴介助を行いながら、体操や個別の機能訓練を進めます。
  • 12:00〜13:30|昼食・口腔ケア・休憩:配膳と食事介助、食後の口腔ケア。利用者の休憩中に職員も交代で休憩を取ります。
  • 13:30〜15:30|レクリエーション・機能訓練:脳トレ、手芸、季節の行事、集団・個別の機能訓練など。
  • 15:30〜16:00|おやつ・帰りの準備:水分補給とおやつ、持ち物の確認。
  • 16:00〜17:30|送迎・記録・申し送り:自宅へお送りし、その日の記録を作成、翌日の準備と申し送りをして退勤。

このように、日中に業務が完結し、利用者が帰宅したあとに記録・片付けをして1日が終わるのがデイサービスの基本形です。施設の入所系(特養・老健・有料など)のような夜勤の時間帯がないため、生活リズムを崩しにくい働き方になります。夜勤がない働き方を施設形態と合わせて選びたい方は夜勤なしで働ける介護の職場と求人を、日勤のみの求人の探し方は日勤のみの介護求人と向いている人をあわせてご覧ください。

上の時間はあくまで例です。短時間(半日)型のデイサービスや、運動・リハビリに特化した事業所などタイプはさまざまで、勤務時間帯やパート勤務の組み方も事業所ごとに違います。

4デイサービスで働く職種と人員配置の決まり

デイサービスは複数の職種がチームで運営され、配置すべき職員の種類と最低人数は法令で決まっています。 通所介護に置く従業者は、生活相談員・看護職員・介護職員・機能訓練指導員です(出典:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準 第93条/e-Gov法令検索)。条文の要点を1行ずつかみくだくと、おおむね次のような配置が求められます(各行は条文の言い換えで、正確な要件は条文原文をご確認ください)。

  • 生活相談員:提供時間帯を通じて勤務時間数を割って「1以上」が確保される人数。役割は、利用者と施設・家族・ケアマネをつなぐ相談・調整です。
  • 看護職員:単位ごとに、専ら通所介護に当たる人が「1以上」確保される人数。役割は、健康管理や医療的な観察です。
  • 介護職員:利用者が15人までは「1以上」。役割は、入浴・食事・移動など日々の介助の中心です。
  • 介護職員(15人を超える場合):超える部分の数を5で割って得た数に「1を加えた数」以上を確保します。
  • 機能訓練指導員:「1以上」。役割は、心身機能の維持・回復のための訓練です。

なお、看護職員の配置は事業所の規模や提供時間によって取扱いが異なる場合があります。詳しい例外規定は条文原文でご確認ください。

機能訓練指導員になれる職種は、第93条そのものではなく厚生労働省の解釈通知(老企第25号)で示されています。具体的には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などが対象です(出典:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準について/平成11年9月17日 老企第25号)。

この中で、未経験から入りやすいのが介護職員です。施設の介護職員は、資格の保有が一律の必須要件ではありません(第93条第3号に介護職員の資格要件の定めがないことが根拠です/出典:前掲 第93条・e-Gov法令検索)。そのため、未経験から始める人や、働きながら初任者研修などを取る人もいます。ただし、医療・福祉系の資格を持たない介護職員には認知症介護基礎研修の受講義務があります(採用後の猶予期間あり。詳しくは次のセクションと向いている人の節で触れます)。職種ごとの資格の違いは親カテゴリの介護の職種一覧と仕事内容の違いで整理しています。

人材の規模感を一次情報でみると、通所介護で働く介護職員は全国で221,372人と集計されています(出典:厚生労働省「令和6(2024)年 介護サービス施設・事業所調査の概況」表6・従事者数の状況・推計値/令和7(2025)年12月19日公表)。多くの職員が働く、間口の広い施設形態だといえます。

5デイサービスを運営しているのはどんな事業者か(一次情報)

デイサービスを運営しているのは、民間企業(営利法人)が最も多く、次いで社会福祉法人、医療法人と続きます。 通所介護の開設(経営)主体の構成割合は、営利法人(会社)55.0%、社会福祉法人34.0%、医療法人7.2%です(出典:厚生労働省「令和6(2024)年 介護サービス施設・事業所調査の概況」表5・開設(経営)主体別事業所数の構成割合・推計値/令和6(2024)年10月1日現在。令和7(2025)年12月19日公表)。これは民間企業の参入が多い施設形態であることを示しています。

小規模な地域密着型通所介護になると傾向はさらに強く、営利法人(会社)76.6%と、民間企業の割合が一段と高くなります(出典:同調査・表5・推計値)。一方、認知症対応型通所介護では社会福祉法人41.6%・営利法人38.7%と、福祉系と民間がきっ抗します(出典:同調査・表5・推計値)。

この「運営母体の幅広さ」は、求職者にとっては職場の性格や規模、雰囲気が事業所ごとに大きく違うことを意味します。大手チェーンが運営する事業所もあれば、地域に根ざした小規模な事業所もあります。だからこそ、施設名や運営母体を一律に評価するのではなく、自分で複数の求人を見比べて、勤務時間・業務範囲・職場環境などの条件を確認していくことが大切です。

介護おしごとさーちでは、こうした条件を自分のペースで検索・比較できる場を準備しています(求人データは現在準備中です)。気になる事業所の働き方について確認したいことがあれば、問い合わせフォームから運営にたずねられます。ここでお伝えするのは一般的な情報や確認のしかたで、特定の方に特定の求人を選んでお勧めするものではありません。施設形態ごとの運営母体や夜勤の有無の違いは、親記事の介護施設の種類と働き方の違い一覧で横並びに比較できます。

6デイサービスの仕事に向いている人・大変なところ

デイサービスは、夜勤を避けて日中に働きたい人や、利用者と会話やレクを通じて明るく関わりたい人に向いている職場です。 一方で、日勤特有の大変さもあります。先に「向いている人」、次に「大変なところ」を、誠実にお伝えします。

向いているのは、たとえばこんな方です。

  • 生活リズムを保って働きたい人:通所介護は日帰りの通所のため、日勤中心で基本は夜勤がありません。
  • コミュニケーションやレクが好きな人:体操・脳トレ・行事など、利用者と一緒に楽しむ場面が多くあります。
  • 未経験から介護を始めたい人:介護職員は資格の保有が一律の必須要件ではなく、未経験から始める人もいます。
  • 子育てや家庭と両立したい人:日中勤務やパート勤務の求人が見つかりやすい傾向があります(勤務形態は事業所ごとに異なります)。

なお、医療・福祉系の資格を持たずに介護職員として働く場合、採用後1年以内に「認知症介護基礎研修」(原則eラーニング)を受講する義務があります。これは令和6(2024)年4月1日から完全義務化された制度です(出典:厚生労働省 老発0314第4号/令和6(2024)年3月14日「認知症介護実践者等養成事業の実施について」)。未経験で始める方も、入職後に研修を受けながら働ける仕組みになっています。

大変なところも正直に挙げます。

  • 入浴介助は体力を使う:1日に何人もの入浴を介助するため、腰や体への負担があります。こまめに体をいたわる工夫が要ります。
  • 時間に追われやすい:送迎・入浴・食事・レクを決まった時間で回すため、テンポよく動く必要があります。
  • 送迎の運転がある場合も:事業所によっては介護職員が送迎運転を兼ねます。運転の有無は求人ごとに確認すると安心です。
  • レクの企画を任されることも:人前で進行するのが苦手な方は、最初は負担に感じるかもしれません。

「きつい」と感じる原因や続け方のヒントは、悩み別の記事でも扱っています(カテゴリ「悩み・続け方」を予定)。どんな働き方が自分に合うかを施設形態の面から見たい方は介護施設の種類と働き方の違い一覧を、夜勤なしという軸で探したい方は夜勤なしで働ける介護の職場と求人を入口にしてください。デイサービスの求人を条件で比較したくなったら、検索と問い合わせはあなた自身のペースでご利用いただけます(求人データは準備中です)。

FAQ

このガイドのよくある質問

A.

自宅で暮らす高齢者が日帰りで通う施設で、送迎・入浴介助・食事介助・レクリエーション・機能訓練・記録などの生活支援を行う仕事です。公的な定義でも、通所介護は施設に通って受ける入浴・排せつ・食事等の介護と機能訓練とされています(厚生労働省「令和6(2024)年 介護サービス施設・事業所調査の概況」用語の定義(4)通所介護)。住まいの場ではなく日中に通う場のため、業務は日中に完結します。

A.

朝の送迎で始まり、夕方の送迎で終わる日勤のリズムです。一例として、朝に送迎・健康チェック→午前は入浴介助や活動→昼食・口腔ケア→午後はレクや機能訓練→おやつ→夕方に送迎・記録という流れで、日中に業務が完結します。勤務時間や順番は事業所ごとに異なり、半日型やリハビリ特化型などタイプもさまざまです。

A.

基本的にありません。デイサービス(通所介護)は利用者が朝に通い夕方に帰宅する日帰りサービスのため、職員の働き方は日勤中心で、夜間の見守りや就寝介助がありません。生活リズムを保ちやすいのが特徴です。夜勤がない働き方を施設形態と合わせて選びたい場合は「夜勤なしで働ける介護の職場と求人」「日勤のみの介護求人と向いている人」もご覧ください。

A.

施設の介護職員は資格の保有が一律の必須要件ではないため、未経験・無資格から始める人もいます(職種・業務により例外あり)。ただし医療・福祉系の資格を持たない介護職員は、採用後1年以内に「認知症介護基礎研修」(原則eラーニング)を受講する義務があります(令和6年4月から完全義務化/厚生労働省 老発0314第4号・令和6年3月14日)。求人ごとの応募条件は各求人で確認してください。

A.

法令上、生活相談員・看護職員・介護職員・機能訓練指導員の配置が定められています(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準 第93条/e-Gov法令検索)。介護職員は利用者15人までは1以上、15人を超える分は5で割って1を加えた数以上、機能訓練指導員は1以上です。機能訓練指導員になれる資格(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員など)は解釈通知(老企第25号)で示されています。

A.

民間企業が最も多く運営しています。通所介護の開設(経営)主体は営利法人(会社)55.0%、社会福祉法人34.0%、医療法人7.2%です(厚生労働省「令和6(2024)年 介護サービス施設・事業所調査の概況」表5・推計値、令和6(2024)年10月1日現在。令和7(2025)年12月19日公表)。運営母体や規模で職場の性格は大きく異なるため、複数の求人を自分で見比べて条件を確認することをおすすめします。

Sources

参照・確認する一次情報

制度や費用は変更されることがあるため、公式情報と施設の資料を確認しながら更新します。

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