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介護おしごとさーち
施設形態を知る

特養で働く仕事内容と夜勤の実態

作成日
2026年6月26日
最終更新日
2026年6月26日

特養(介護老人福祉施設)の仕事内容は、原則要介護3以上の入所者への身体介護が中心です。入所施設のため交代制の夜勤があり、夜勤の最低人数は国の告示で定められています(少人数で多数を担当する構造)。1日の流れ、よく誤解される「3対1」基準の正しい意味、ユニット型と従来型の働き方の違い、看取りまで、一次情報をもとにやさしく解説します。

1結論:特養の仕事内容は要介護3以上の入所者への身体介護が中心で、入所施設のため交代制の夜勤がある

特養(特別養護老人ホーム=介護老人福祉施設)の仕事内容を一段でつかむと、原則として要介護3以上の中重度・認知症の入所者に対する食事・入浴・排せつなどの身体介護が中心で、暮らしの場を24時間支える入所施設のため、交代制の夜勤がある働き方になります。 「夜勤がどれくらいきついのか」「重い介護が多いのか」を落ち着いて見極められるよう、この記事では制度の根拠とあわせて実態を整理します。

まず特養の3つの特徴を先に示します。

  • 入所者像が中重度:新規入所は原則として要介護3以上に限定されており(2015年4月1日〜)、重度・認知症の方が多いため、身体介護中心で負担が大きい現場です(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設等の入所に関する指針について」平成26年12月12日老高発第1212001号)。
  • 24時間・交代制で夜勤あり:暮らしの場を支える入所施設のため、夜間・深夜帯にも職員を配置する必要があり、夜勤の最低人数が国の告示で定められています(出典:厚生労働省「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」平成12年厚生省告示第29号)。
  • 看取りまで担う:医師が回復の見込みがないと診断した入所者の最期を支える看取り(ターミナルケア)も特養の仕事に含まれます(出典:厚生労働省「老企第40号 留意事項通知」平成12年3月8日/看取り介護加算の規定は平成27年度改定以降に整備された現行版)。

結論として押さえたいのは、「特養の仕事は重度の方の生活そのものを支える身体介護と、夜勤を含む交代制勤務が軸になる」という点です。 だからこそ、やりがいが大きい一方で身体的・精神的な負担もあり、自分の体力や生活リズムに合うかを事前に確かめておくことが大切です。

この記事は「施設形態を知る」カテゴリの子記事で、親記事『介護施設の種類と働き方の違い一覧』(施設形態の比較・一覧)の特養パートを掘り下げる位置づけです。軸は「仕事内容」「1日の流れ」「夜勤の実態」に固定し、給料・夜勤手当の金額や資格の取り方には踏み込みません(金額は『給料を知る』カテゴリ、資格は『資格取得・キャリア』カテゴリの記事へ分けています)。

なお、介護おしごとさーちは介護求人の「掲載」と「検索」だけを提供するサービスで、特定の方へ特定の求人をご紹介・あっせんすることはしません。施設形態を選ぶ主役はいつもあなたご自身です。本記事は比較・検討の材料を並べてお見せする役割に徹しており、各求人の詳細条件は求人票でご確認のうえ、ご自身で比較・検討いただけます。求人データは現在準備中です。

2特養とは何か:介護老人福祉施設の定義と「29人以下」との違い

「特養」と「介護老人福祉施設」は同じ施設を指す言葉です。 法令上の定義では、老人福祉法に規定する特別養護老人ホーム(入所定員30人以上であるものに限る)で、かつ介護保険法による都道府県知事の指定を受けた施設であって、入所する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、入浴・排せつ・食事等の介護その他の日常生活上の世話・機能訓練・健康管理及び療養上の世話を行う施設、とされています(出典:厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査の概況」用語の定義)。

ここで求職時に押さえたい区別が1つあります。入所定員が29人以下の小規模な特養は、調査区分上「地域密着型介護老人福祉施設」と呼ばれ、上記の介護老人福祉施設とは別カテゴリになります(出典:同調査・用語の定義)。求人で「特養」と書かれていても、定員30人以上の通常型か、29人以下の地域密着型かで規模感が変わるため、施設見学や求人票で定員を確認すると安心です。

規模感の一次データを見ておきましょう。介護老人福祉施設(定員30人以上)は全国8,548施設、定員597,973人、1施設あたり平均定員70.0人、利用率94.4%です(令和5年=2023年10月1日現在/出典:厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査の概況」)。介護職員の従事者数は296,882人(実人員数。令和5年=2023年10月1日現在)と、介護施設のなかでも多くの職員が働く主要な施設形態です(出典:同調査・職種別従事者数 表6。同表注に「従事者数は実人員数である」と明記)。

つまり特養は、全国に数多くあり、求職先として身近で大規模な施設形態だと言えます。 数が多い分、後述するユニット型・従来型の違いや夜勤体制など、施設ごとの働き方の幅も大きいので、「特養」と一括りにせず一施設ずつ条件を見比べるのがおすすめです。

3どんな利用者が多いか:原則要介護3以上と特例入所

特養の仕事内容を理解する前提として最も大切なのが、「どんな入所者が多いか」です。結論から言うと、原則として要介護3以上の中重度の方が中心になります。 特養への新規入所は、平成27年(2015年)4月1日以降、原則として要介護3以上に限定されています(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設等の入所に関する指針について」平成26年12月12日老高発第1212001号。制度の大本は平成26年改正の介護保険法)。

ただし、居宅での生活が困難なやむを得ない事由がある要介護1・2の方には「特例入所」が認められています。具体的には、(1)認知症で日常生活に支障を来す症状・行動や意思疎通の困難が頻繁にみられる、(2)知的障害・精神障害等を伴い同様の事情がある、(3)家族等による深刻な虐待が疑われ心身の安全確保が困難、(4)単身世帯または同居家族が高齢・病弱等で支援が期待できず、地域での介護・生活支援も十分に受けられない、といった類型です(出典:同指針)。

この「原則要介護3以上」という入所要件が、特養の仕事内容の性格を決めています。要介護3以上は、立ち上がりや歩行・排せつ・入浴などに常時介助が必要な状態が目安とされる区分のため、特養では移乗・おむつ交換・全介助の入浴など、身体への負担が大きい身体介護が業務の中心になります。また認知症の方も多いことから、声かけや見守り、不安に寄り添う対応も日常的に求められます。

まとめると、特養は「重度の方の暮らしを丸ごと支える施設」であり、その分やりがいも責任も大きい現場です。 体力面の不安がある方や、より軽度の方を支えたい方は、後述する1日の流れや夜勤体制とあわせて、デイサービスなど通所系の施設形態とも比べてみると、自分に合う働き方が見えてきます。施設形態どうしの比較は親記事『介護施設の種類と働き方の違い一覧』にまとめています。

4特養の1日の流れと多職種連携:早番・日勤・遅番・夜勤の交代制

特養の介護職員の1日は、入所者の生活リズムに合わせた交代制シフトで進みます。 暮らしの場を24時間支えるため、一般的には早番・日勤・遅番・夜勤といった複数の勤務帯を職員が分担します(勤務帯の名称や時間は施設によって異なります)。

おおまかなイメージは次のとおりです(時間帯はあくまで一般的な目安で、施設ごとに異なります)。

  • 早番:起床介助、洗面・整容の介助、朝食の配膳・食事介助、口腔ケア。
  • 日勤:入浴介助、排せつ介助、レクリエーションや機能訓練の補助、記録、家族対応。
  • 遅番:夕食の食事介助、就寝に向けた排せつ介助・着替え、口腔ケア。
  • 夜勤:消灯後の巡回・見守り、定時のおむつ交換や体位変換、ナースコール対応、起床介助。

そしてこれらの介護業務は、介護職員だけで完結するものではありません。特養には職種別の配置基準があり、介護職員を現場の中心としながら、医師・看護職員・生活相談員・機能訓練指導員・介護支援専門員(ケアマネ)などと多職種で連携する体制が制度上定められています(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第2条第1項。例として生活相談員は入所者100またはその端数につき1以上)。配置基準の詳細は人員基準の章および別記事に譲り、ここでは「1日の流れ」を中心に見ていきます。

つまり特養の1日は、決まった生活援助を時間どおりにこなすだけでなく、利用者一人ひとりの状態を多職種で共有しながら支える流れの中にあります。 体調の変化を看護職員に伝える、家族の希望を生活相談員やケアマネにつなぐといった「連携」も、介護職員の大切な仕事です。なお、シフトに夜勤がない働き方を希望する場合は、デイサービスなど日勤中心の施設形態や、夜勤なしの求人を軸に探す選択肢もあります(夜勤なしの働き方は『働き方で選ぶ』カテゴリの記事で扱っています)。

5特養の夜勤の実態:告示で定められた最低人数と「少人数で多数を担当」する構造

特養の夜勤は、「少ない人数で多くの入所者を担当する」のが制度上の前提です。 これは現場の体感ではなく、国の告示で夜勤の最低人数が定められていることに根拠があります。

非ユニット型(従来型)の特養では、夜間・深夜帯に従事させる介護職員または看護職員の最低人数が、入所者数に応じて次のように決まっています(出典:厚生労働省「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」平成12年厚生省告示第29号 第一号ロ)。

入所者数夜勤の最低人数(介護職員または看護職員)
25人以下1人以上
26〜60人2人以上
61〜80人3人以上
81〜100人4人以上
101人以上4人に、入所者数が100を超えて25またはその端数を増すごとに1を加えた数以上

ユニット型の場合は、夜間・深夜は2ユニットごとに1人以上の介護職員または看護職員を配置することとされています(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第47条第2項第2号)。

例えば定員60人の従来型特養なら、夜勤帯は2人以上で全入所者を担当する計算になります。この「最低人数」が、夜勤は巡回・見守り・おむつ交換・体位変換・急変対応などを少人数でこなす負担の大きい時間帯になりやすい、という構造の制度的な裏づけです。 実際の配置人数は施設によって最低基準より多い場合もあるため、夜勤の体制(何人体制か、仮眠はあるか)は求人票で確認すると、入職後のギャップを減らせます。

なお、夜勤手当の「金額」や夜勤回数による収入の違いは、本記事の軸(仕事内容・夜勤の実態)から外れるため踏み込みません。金額は『手当・福利厚生』カテゴリの夜勤手当の記事、給料相場は『給料を知る』カテゴリの記事に分けています。夜勤を避けたい場合の選択肢は『働き方で選ぶ』カテゴリで扱っています。

6「3対1」の正しい読み方:施設全体・24時間平均の最低基準

特養の人員基準としてよく知られる「3対1」は、誤解されやすい数字なので正しく読み解いておきましょう。結論から言うと、3対1は「現場で職員1人が常に入所者3人だけを見る」という意味ではありません。 これは施設全体・常勤換算・24時間平均でみた最低基準です。

根拠となる省令には、「介護職員及び看護職員の総数は、常勤換算方法で、入所者の数が三又はその端数を増すごとに一以上とすること」と定められています(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第2条第1項第3号イ)。

ここで重要なのは次の3点です。

  • 「総数」かつ「常勤換算」:個々の勤務時間を常勤者に換算して合計した人数で、施設全体としての最低ラインを示します。
  • 24時間・施設全体の平均:日中・夜間を通じた全体の人員配置の基準であり、特定の時間帯の現場の手厚さを保証するものではありません。
  • 夜勤帯は前章の告示が別に適用:夜勤の人数は3対1とは別に、告示の最低人数で定められています。

つまり、「3対1だから日中も常に職員1人で利用者3人だけ」と考えると実態とずれます。 日中はレクや入浴で職員が手厚くなる時間帯がある一方、夜勤帯は前述のとおり少人数で多数を担当します。この「平均値と現場の実感の差」は、特養の働きやすさを見極めるうえで欠かせない視点です。求人を比べるときは、3対1という基準だけでなく、実際の職員配置(基準より手厚いか)や夜勤体制までセットで確認することをおすすめします。

7ユニット型と従来型の働き方の違い:個室・少人数の個別ケアか、多床室中心か

特養には大きく「ユニット型」と「従来型(多床室中心)」があり、働き方の性格が変わります。結論から言うと、ユニット型は全室個室・少人数の個別ケアを制度の基本方針に掲げる形態、従来型は多床室を中心とする形態です。 ユニット型については省令に明確な規定があります。

ユニット型特養では、1ユニットの入居定員を「原則としておおむね10人以下とし、15人を超えないものとする」と定められ、全室個室を基本に、ユニットごとに常勤のユニットリーダーを置きます(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第40条第1項第1号イ(2)(ユニット定員)・第47条第2項(職員配置・ユニットリーダー))。職員配置は、昼間はユニットごとに常時1人以上、夜間・深夜は2ユニットごとに1人以上です(同 第47条第2項第1号・第2号)。基本方針として「入居者一人一人の意思及び人格を尊重し…入居前の居宅における生活と入居後の生活が連続したものとなるよう配慮する」個別ケアを掲げています(同 第39条第1項)。

この違いを働く側の視点で整理すると、次のようになります(性格づけのうち省令の根拠があるのはユニット型の個別ケア方針・個室・配置で、従来型の働き方の表現は一般的な目安です)。

  • ユニット型:10人前後の少人数を担当し、なじみの関係のなかで一人ひとりに合わせた生活支援を行う。個別ケア・居宅生活の継続を重視する働き方が制度上の基本方針です。
  • 従来型(多床室中心):多床室を中心とする形態で、ユニット型のような全室個室・ユニット単位の配置基準はありません。一般に、複数の入所者を決まった時間に支える働き方になると言われますが、運用は施設により異なります。

どちらが良い・悪いではなく、「じっくり一人ひとりと関わりたいのか」「チームで多くの方を支えたいのか」という自分の志向で選ぶのが現実的です。 ユニット型は個別ケアにやりがいを感じやすい一方、少人数を任される責任もあります。従来型は業務の進め方が施設ごとに分かれます。求人を比べるときは、ユニット型か従来型かを確認し、可能なら見学で雰囲気を確かめると、入職後のミスマッチを減らせます。

8特養の仕事のやりがいと負担:看取りと人手不足の背景

特養の仕事は、重度の方の暮らしを最後まで支えるやりがいの大きさと、身体的・精神的な負担の両面を持っています。 どちらか一方だけを強調せず、誠実に整理しておきます。

やりがいの象徴が「看取り(ターミナルケア)」です。特養は介護報酬上「看取り介護加算」が設けられた、看取りを担う施設です。留意事項通知(看取り介護加算の規定は平成27年度改定以降に整備された現行版)では、看取り介護加算は、医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがないと診断した入所者について、その旨を本人・家族等に説明して合意を得た場合に、入所者等とともに「医師、看護職員、生活相談員、介護職員、介護支援専門員等が共同して、随時、入所者等に対して十分な説明を行い、療養及び介護に関する合意を得ながら、入所者がその人らしく生き、その人らしい最期が迎えられるよう支援することを主眼として設けたもの」と規定されています(出典:厚生労働省「老企第40号 留意事項通知」平成12年3月8日)。

同通知では、看取りに関する指針の策定・PDCAサイクルによる検証・多職種連携に加え、職員の精神的負担の把握とそれに対する支援も求められています(同通知。PDCAの「Check」の取組として明記)。つまり制度上も、看取りが職員にとって精神的な負担を伴う仕事であることが前提とされているのです。「その人らしい最期を支えられた」というやりがいと、お別れに向き合う精神的なつらさは、表裏一体だと言えます。

人手不足の背景も知っておくと安心です。ここで紹介する数値は特養(介護老人福祉施設)単独ではなく、訪問介護員・介護職員を含む介護事業所全体の調査値である点にご注意ください。 令和6年度「介護労働実態調査」(公益財団法人 介護労働安定センター・令和7年7月28日公表)によると、従業員が不足とする事業所(介護事業所全体)の割合は65.2%で、前年度(64.7%)より上昇しました。同調査では、訪問介護員・介護職員を合わせた2職種(全国)の離職率は12.4%で2年連続の低下となった一方、採用率は14.3%と3年ぶりに低下しています。離職は減っても採用がそれを上回って鈍ったことが、不足感が高止まりしている背景です(出典:同調査)。

まとめると、特養は「重度の方を支える専門性と看取りまで担うやりがい」がある一方で、「身体介護と夜勤、看取りに伴う負担」もある現場です。 大切なのは、負担を一人で抱えないこと、そして夜勤体制・配置の手厚さ・教育体制などをあらかじめ確認して、自分が無理なく続けられる職場を選ぶことです。職場選びの見極め方は『職場の見極め』カテゴリの記事も参考になります。気になる施設があれば、求人検索で条件を絞り込み、各求人の詳細は求人票でご自身で比較・検討いただけます(求人データは現在準備中です)。

FAQ

このガイドのよくある質問

A.

原則として要介護3以上の中重度・認知症の入所者に対する身体介護が中心です。具体的には食事・入浴・排せつの介助、移乗、おむつ交換、見守り、機能訓練の補助、記録などを行います。暮らしの場を24時間支える入所施設のため、夜間の巡回・体位変換・急変対応も含み、医師が回復の見込みがないと診断した入所者の看取り(ターミナルケア)も特養の仕事に含まれます(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号/「老企第40号 留意事項通知」平成12年3月8日・看取り介護加算は現行版)。金額や資格の取り方には本記事では触れていません。

A.

あります。特養は入所施設のため24時間体制で、夜勤の最低人数が国の告示で定められています。非ユニット型は入所者25人以下で1人以上、26〜60人で2人以上、61〜80人で3人以上、81〜100人で4人以上、101人以上はさらに逓増します。ユニット型は夜間・深夜に2ユニットごとに1人以上です(出典:厚生労働省「厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準」平成12年厚生省告示第29号/「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第47条第2項第2号)。実際の人数は施設により最低基準より多い場合もあるため、求人票で確認すると安心です。

A.

入所者の多くが原則要介護3以上の中重度・認知症の方で身体介護が中心になること、入所施設のため夜勤を含む交代制であること、看取りに伴う精神的負担があることが背景です。なお、人手不足感の数値は特養単独ではなく介護事業所全体の調査値ですが、従業員が不足とする事業所の割合は65.2%(令和6年度・前年64.7%より上昇)と高い水準です(出典:介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査」令和7年7月28日公表)。同調査では訪問介護員・介護職員2職種(全国)の離職率は12.4%と2年連続で低下しています。負担の感じ方は施設の体制で変わるため、配置の手厚さや教育体制を確認することが大切です。

A.

ユニット型は1ユニットおおむね10人以下(15人超不可)の少人数を全室個室で支え、ユニットリーダーを置いて一人ひとりに合わせた個別ケアを基本方針に掲げます(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第39条第1項・第40条第1項第1号イ(2)・第47条第2項)。従来型は多床室を中心とする形態で、ユニット型のような全室個室・ユニット単位の配置基準はありません。じっくり関わりたいならユニット型、チームで多くの方を支えたいなら従来型が向く傾向がありますが、実際の運用は施設ごとに異なります。

A.

介護職員・看護職員の総数が、常勤換算で入所者3人につき1人以上という最低基準です(出典:厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」平成11年厚生省令第39号 第2条第1項第3号イ)。注意点は、これが施設全体・24時間平均の基準であり、現場で職員1人が常に入所者3人だけを見るという意味ではないことです。夜勤帯の人数は3対1とは別に告示で定められており、少人数で多数を担当します。求人比較では3対1だけでなく実際の配置や夜勤体制も確認しましょう。

Sources

参照・確認する一次情報

制度や費用は変更されることがあるため、公式情報と施設の資料を確認しながら更新します。

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