老健(介護老人保健施設)の仕事内容を一言でいうと、「家に帰るためのリハビリを多職種で支える」ケアです。 老健は、要介護の方が心身の機能の維持回復を図り、居宅での生活に戻れるよう支援することを目的とした施設だと法律で定められています(出典:介護保険法第8条第28項。厚生労働省 老健局「介護老人保健施設」社会保障審議会 介護給付費分科会 第221回 資料2、令和5年(2023年)8月7日 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001131788.pdf )。
さらに運営基準でも、老健は入所者が「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることとともに、その者の居宅における生活への復帰を目指すものでなければならない」とされています(出典:介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準(平成11年厚生省令第40号)第一条の二。e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/411M50000100040/ )。
ここから見えてくる老健ならではの特徴は3つです。(1)医師と看護職員が常駐し、医学的管理の下でケアを行う、(2)理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)などリハビリ専門職が配置され、リハビリが業務の柱になる、(3)「終の棲家」ではなく在宅復帰を目指す“通過施設”である、という点です。介護職員は、これらの専門職とチームを組んで、利用者が家に帰る日を目標に日々のケアを行います。
この記事は「施設形態を知る」カテゴリの子記事として、老健で働く環境とリハビリ中心の業務内容に絞って解説します。施設形態全体の比較は親記事介護施設の種類と働き方の違い一覧を、夜勤手当や給料相場といったお金の詳細は介護職の給料を職種・施設で比較一覧を、資格の取り方は介護資格の種類と取得の順番一覧をご覧ください。
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