無資格・未経験で働ける介護求人はあります。介護は、資格も経験もない状態から働き始められます。 とくに特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・デイサービス(通所介護)・グループホーム(認知症対応型共同生活介護)といった施設系・通所系のサービスでは、無資格でも「介護職員」として従事できます(出典:石川労働局「介護に関する資格等について」=厚生労働省 社会保障審議会-介護給付費分科会 第158回 参考資料・令和6年3月時点/https://jsite.mhlw.go.jp/ishikawa-roudoukyoku/content/contents/001790771.pdf)。
ただし、誠実にお伝えしたい前提が2つあります。1つめは「どこまでできるか」に資格による線引きがあること。 訪問介護で身体に触れる介助(身体介護)を行うには、介護職員初任者研修(130時間)以上の資格が必要で、無資格では訪問介護員として従事できません(同・石川労働局資料)。なお訪問介護でも「生活援助中心型」(掃除・洗濯・調理など)は生活援助従事者研修(59時間)で従事でき、施設系向けの入門的研修(21時間)は訪問介護員としては従事できない、という細かい線引きもあります(後述)。2つめは、無資格で施設系に入っても、入職後に「認知症介護基礎研修」を受ける枠組みがあることです(令和6年4月から義務化・新規採用は採用後1年間の猶予/出典:東京都福祉局「認知症介護基礎研修 FAQ」/https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/fukushi/4kiso_faq_2)。
そしてもう一つ、安心材料があります。未経験・異業種から介護に入る人は、まったく珍しくありません。 令和6年度の調査では、中途で採用された人の直前の仕事は「介護・福祉・医療関係以外の仕事」が最も多く、介護職員で48.2%、訪問介護員で47.1%でした(出典:公益財団法人 介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査 結果の概要について」図表3-1-2〈P16〉/2025年7月28日公表/https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_press.pdf)。
この記事では、「無資格・未経験でどこまで働けるのか」「最初に何を学べばよいのか」を、厚生労働省などの一次情報にもとづいて整理します。なお介護おしごとさーちは、介護求人の掲載・検索を提供するサービスです。特定の方に特定の求人をあっせん・推薦することはしません。求人を選ぶ主役は、いつもあなたご自身です。
