生活支援員は、生活介護や就労継続支援などの障害福祉サービス事業所で、利用者の日常生活上の支援や生産活動・創作活動の支援を行う職種です。 「介護職」という言葉は主に高齢者介護(介護保険サービス)の現場で使われることが多いのに対し、生活支援員は障害のある方(身体・知的・精神障害、難病等)を対象にした障害福祉サービスの現場で使われる呼び方という違いがあります。
両者の根拠法も異なります。高齢者向けの介護職員は主に介護保険法に基づく人員基準の中で配置されるのに対し、生活支援員は「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(障害者総合支援法)に基づく厚生労働省令(指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準)の中で配置が定められています。「支援する内容は似ていても、根拠となる法律・制度がそもそも別」というのが、まず押さえておきたい大枠です。
もちろん現場によっては、高齢の障害者や医療的ケアが必要な方への対応など、介護職と近い業務を行う場面も少なくありません。ただし「対象者が高齢者か障害者か」「介護保険サービスか障害福祉サービスか」という制度上の違いは、給与水準や求人の探し方、キャリアの積み方にも関わってくるため、転職を考える際にはこの記事で整理する違いを知っておくと、求人を見比べるときの判断材料になります。
この記事では、生活支援員という職種の仕事内容、配置される施設の種類、必要な資格、介護職との違い、キャリアパス、求人を確認するときのポイントまでを、厚生労働省の一次情報をもとに順番に解説していきます。
