介護職員の1日の仕事内容を一言でつかむと、「食事・入浴・排せつなどの身体介護」と「掃除・洗濯・環境整備などの生活援助」を、早番・日勤・遅番・夜勤という交代制のシフトの中で、決まった時間の流れに沿って行う仕事です。 どのシフトに入るかによって、その日の業務の中心はかなり変わります。早番は起床から朝食までの支援が中心、日勤は入浴介助やレクリエーションなど日中の活動支援が中心、遅番は夕食から就寝までの支援が中心、そして夜勤は少人数の職員で施設全体の安全を見守りながら定時の巡回・体位変換・排せつ介助を行う、という役割分担です。
業務の型そのものは、厚生労働省が示す「身体介護」(利用者の身体に直接ふれて行う介護)と「生活援助」(身体介護以外の日常生活を支える家事的支援)という2つの行為区分に沿っています。この区分は本来は訪問介護の介護報酬上の整理(平成12年3月17日 老計第10号)ですが、施設で働く介護職員が担う業務の中身を理解するうえでも共通の物差しとして役立ちます。特養・老健・有料老人ホーム・グループホーム・デイサービスなど勤務先によって具体的な流れは異なりますが、「身体介護+生活援助を、交代制のシフトの中でこなす」という骨格は共通しています。
この記事では、施設で働く介護職員を主な想定として、シフトごとの1日の流れ、業務の中身、そして「求人を見るときに何を確認すべきか」まで具体的に解説します。訪問介護(ホームヘルパー)は利用者宅を1件ずつ訪問する働き方で流れが異なるため、別記事で詳しく扱っています。
