先に結論をお伝えします。介護福祉士の平均給与額(月給・常勤)は約35万円(350,050円)で、保有資格なし(290,620円)より月およそ6万円(差59,430円)高い水準です(厚生労働省『令和6年度 介護従事者処遇状況等調査結果』統計表第89表。調査は令和6年10月実施、給与は令和6年9月分)。一方、年収の目安は介護職員全体で約357万円(厚生労働省『令和6年賃金構造基本統計調査』e-Stat 第1表、所定内給与は令和6年6月分・年間賞与は令和5年実績をもとに概算)で、経験年数が長いほど上がる傾向が公的統計でも確認できます。
ただし、この記事を読むうえで最初に知っておいてほしい大切な前提があります。公的統計には「介護福祉士『だけ』の経験年数別の年収」という数字は存在しません。 「介護福祉士限定の月給」がわかるのは処遇状況等調査(こちらは経験年数別の内訳がない)、「経験年数別の年収」がわかるのは賃金構造基本統計調査(こちらは職種が『介護職員』で資格別の内訳がない)と、出どころの調査が2つに分かれているためです。本記事ではこの2系統を混同せず、段落ごとに『介護福祉士の額』なのか『介護職員全体の額』なのかを必ず明示して整理します。
また、ここで扱うのは統計上の平均値です。実際の支給額は事業所・地域・夜勤回数・手当の有無で変わります。求人を比べるときは、必ず求人票の金額と内訳をご自身で確認してください。介護おしごとさーちは特定の方に特定の求人をおすすめする場ではなく、あなた自身で条件を選んで検索・比較し、気になる点は求人元へ直接確認できる場です。給料の全体像(職種別・施設別・雇用形態別の比較)を俯瞰したい方は、親記事の介護職の給料を職種・施設で比較一覧もあわせてご覧ください。
