先に結論からお伝えします。介護の仕事は全国的に、働き手(あなた)が職場を選びやすい「売り手市場」です。介護関係職種の有効求人倍率は全国平均3.97倍で、全職業の平均1.16倍を大きく上回ります(厚生労働省『介護人材確保の現状について』社会保障審議会福祉部会 福祉人材確保専門委員会 資料、令和7年5月9日、p.7。原典は厚生労働省「職業安定業務統計」、令和7年3月時点)。求職者1人に対して約4件の介護求人がある計算で、全産業平均(1人あたり約1.2件)とくらべても、介護は求人が豊富な分野です。
そして、この記事の主役である「求人の多さ」は都道府県で大きく違います。同じ令和7年3月時点でも、最も高い東京都は7.65倍、奈良県5.25倍、愛知県4.68倍、埼玉県4.62倍と都市部で高く、一方で岩手県は2.14倍、高知県2.28倍と、地域差が3倍以上にひらいています(同 p.7)。
なお給料については、後の章で正直にお伝えしますが、介護職に限定した「都道府県別」の公的な一次データはほとんどありません。そこで本記事では、給料は全国の基準値(月33.8万円・令和6年9月)を物差しにし、地域差は全産業の賃金統計から「傾向」として参考程度に読み取ります。
つまり「介護の求人は都道府県でどう違うのか」への答えは、求人の数(有効求人倍率)が住む地域で大きく変わる。給料は全国基準を軸に、地域より施設形態・資格・勤続年数の影響のほうが大きいことが多い――これがこの記事の出発点です。
この記事は「地域から探す」カテゴリの親記事(一覧・比較)として、都道府県をまたいだ比較を一次情報の数字で整理します。本サイト「介護おしごとさーち」(運営:株式会社ゼットリンカー)は、求人情報を都道府県・施設形態・資格・働き方の条件で掲載・検索できるようにするサービスです。求人を選ぶ主役はあなたご自身で、私たちは比較しやすいように情報を並べる役割に徹します。なお求人データは現在準備中のため、いまは数字で相場感をつかむ材料としてお使いください。気になる求人は詳細ページから求人元へ直接、サービス全般はお問い合わせから運営にご確認いただけます。
(注記:この記事は時点の異なる複数の公的調査を組み合わせています。有効求人倍率=令和7年3月、給料相場=令和6年9月、賃金構造=令和6年6月など、各数値の時点を見出しや表の近くに明記しています。制度・統計は更新されるため、最新の正確な数値は各公式・e-Statでもご確認ください。)
