リハビリ補助(リハビリ助手と呼ばれることもあります)を一言でつかむと、「理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)などのリハビリ専門職の指示のもとで、訓練の準備や利用者の移動・移乗の介助、記録の補助などを行う仕事」です。 求人サイトでは「リハビリ助手」「リハビリ補助員」「機能訓練補助」などの名称で募集されており、多くの求人で特別な資格を求めていません。
ここでまず正確にしておきたいのが、理学療法士・作業療法士の資格の法的な性質です。理学療法士及び作業療法士法は、理学療法士でない者が「理学療法士」の名称や紛らわしい名称を使うことを禁じていますが(同法第17条)、これは資格の名称を守るための規定であり、いわゆる「名称独占」に当たります(出典:厚生労働省 法令等データベース「理学療法士及び作業療法士法」/同法第2条・第17条/2026年7月時点)。理学療法・作業療法の行為そのものを無資格者が一切行えないと直接定めた規定はありませんが、実際の医療・介護の現場では、治療計画の立案や訓練内容の判断、医行為・医療類似行為に当たる範囲の実施は、専門職の資格と医師の指示のもとでのみ行われる運用になっています。リハビリ補助はこの運用を前提に、専門職の判断が及ぶ範囲の外側、つまり準備・介助・記録といった支援業務を担う立場です。
この記事は「職種を知る」カテゴリの子記事で、軸は「リハビリ補助が何をする仕事か」「どこまでが業務範囲で、どこからが専門職の領域か」「求人を見るときに何を確認すべきか」に絞ります。理学療法士・作業療法士そのもののキャリアや資格取得ルートには深入りしません。介護の職種全体を見比べたい方は、親記事『介護の職種一覧と仕事内容の違い』をご覧ください。
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